語られるべきものについての想念を抱く衆生たちは、語られるべきものに対して依止している。
Akkheyyasaññino sattā, akkheyyasmiṃ patiṭṭhitā;
語られるべきものを遍知しないならば、死の束縛へと至る。
Akkheyyaṃ apariññāya, yogamāyanti maccuno.
しかして語られるべきものを遍知すれば、語る者は〔そのことについて〕構想することがない、
Akkheyyañca pariññāya, akkhātāraṃ na maññati
実にそれ(語る者)にとってそれ(語られるべきもの)は存在しないのである、として。それ(語る者)によって言われるべきところのものは、それ(遍知した人)にとって存在しない。
Tañhi tassa na hotīti, yena naṃ vajjā na tassa atthi
夜叉よ、もしも、あなたが〔語られるべきものを〕識知しているならば、〔語られるべきものについて〕言ってみなさい。
Sace vijānāsi vadehi yakkhā’’ti [yakkhīti (pī. ka.)].